MENU
サブメニュー

建設業も週休二日などの待遇改善を行わなければ建設業から人が消える未来しかない。しかし現場は間違った働き方改革ばかり

目次

最初に

施工管理の人手不足は当然なんですが、現場の作業員も人手不足が続いています。

当然ながらそうなってくると外国人労働者も増えてくるのですが、やはり基本的に文化が違うので作業のスピードは早いのですが綺麗さ丁寧さという点では少し残念なところが目立ちます。その為、監督には日本人がいて細かくチェックというのが基本になりますがその監督の数も足りていないところです。

建設業の働き方改革について言いたいこと

近年では若い人の離職を防ぐ為に様々な働き方改革が行われていますが、個人的にはやっている感を出しているだけという風にしか思えません。最近見かけた働き方改革の一例

働き方改革関連法 wikipedia

朝礼の時間を遅くする

これは遠方の場合など渋滞を避ける為にかなり早く現場へ向かう人への配慮ということですが結果的に作業時間が減り作業日数が増えてしまいます。その分を元請けは出してくれるんですか?

休憩時間を定めない

今まで休憩時間を決めていた現場が休憩時間を自由にしたそうです。しかし、少しでも早く終わらせる為に休憩カットという働き方改革ではなく働き方改悪になる可能性を考えないのでしょうか?

週休二日制

これは一見素晴らしい取り組みに思えますが、これは全ての建設業で義務付けない限りは、動いている業者がいる限りは休日なのに働くことになるという悲劇が起きることに気づいていません。サービス休日出勤は間違いなく退職理由に繋がります。

大手ゼネコンの「なんちゃって働き方改革」

スーパーゼネコンでも建設業の未来を憂いて働き方改革について考え始めたようです。

しかし、私が考案しました。こんなことをやっていますという現場アピールだけが目立ち、実質的には現場に負担しかかけておらず1次下請けが2次下請け以降に現場ごとの斬新かつ意味のない働き方改革についての説明を嫌嫌ながらにうんざりした感じで文面を送るという事案があちこちで見えます。

 

「朝礼を遅くする。」「休憩時間を定めない」

などその代表的な例になります。

 

人が働きやすい働き方改革

私が考える働き方改革には当然ながら報酬も含まれます。工期が迫ってきたりタイトなスケジュールであればどうしても長時間労働になりがちです。
長時間の労働はある程度しょうがないにしてもその残業に対してキチンと残業代などはしっかりと支払われているでしょうか?

もしも支払われていないのであれば1番それが問題ですし、会社側も残業代を払わずに済むのなら改善せずに働かせ続けるでしょう。私が思う元凶は未払いの残業代です。
きちんと残業代を払うコストと人を増やすということを天秤にかけて、残業代のほうが高ければ人を雇用することになるでしょう。財業代などの待遇改善が行われれば、いまよりも人は増えるでしょうし戻ってくるはずです。

ブラックな業界だから人が逃げてさらに人手不足という悪循環を招きます。

残業代の未払いを防ぐ為にスーパーゼネコンがするべきこと

●残業代を払っていない協力会社は使わない。

●国や県も公共工事には残業代を支払っている会社以外は元請けどころか下請けにも入れないようにする。

ちなみに補足ですがみなし残業については廃止にすべきですし、みなし残業は残業代を支払っているとはみなしません。みなし残業の名のもと働かせ放題というのが今の建設業の中でどれだけ多いのか….

ただこれをするだけで様々な問題が解決します。当然ながら建設コストは上がりますが、値下げ値下げが今の現状を招いた一因でしょう。暑さ、寒さはどうしても季節がある限り完全に解決することは無理ですが、せめて働く時間や報酬などをホワイト企業、ホワイト業界として徹底すればいまよりもどんどん人が集まるはずです。

 

【関連記事】
施工管理の退職者が多い理由。ブラック職種の典型だから

施工管理は典型的なブラック。助け合わない理由が分かってきた。

 

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次